アピラボbyメーキャップラバーズ

意外と知らない?!自分でできる頭皮ケア

はじめまして、臨床化粧療法士®︎の守屋怜です。

 

今回は、私が美容師として働くなかで、普段からお客様にお伝えしている頭皮ケアの方法についてまとめてみました。

 

どれも簡単な内容となりますので、日々のセルフケアのご参考になればと思います。

 

 

なぜ、頭皮ケアが必要か

 

頭皮は汚れやすい?

 

実は、頭皮は身体の中で1番汚れやすい場所と言われています。

 

身体の中で皮脂の分泌量が一番多いのが、頭(頭皮)だからです。

 

頭皮からは1日に約700〜900㎖もの汗をかくとか。

 

なので、毛穴が皮脂でつまると、栄養が行き届かなくなるため、髪は細くなり、頭皮の色がくすみ、なんと、たるみまで引き起こすというわけです。

 

頭皮が1mmたるむと…

 

ここで、皆さまに恐ろしい数字をお伝えしなければなりません。

 

頭皮が1mmたるむと顔が3mm首が9mmたるむ

 

と言われています。

 

お顔のケアももちろん大切ですが、頭皮がケアは、どこか後回しにされがち。

 

でも、たるみ対策としてはとても重要なポイントとなっています。

 

頭頂部は重力が一番かかる場所。

 

カチカチになっていませんか?

 

頭皮ケアが、必要なのも納得できますね。

 

頭皮のニオイ、フケについて

頭皮のニオイの原因は?

 

頭皮は皮脂と汗が混じり合った皮脂膜という、天然の保護クリームで覆われています。

 

皮脂膜は空気に触れる事や紫外線を浴びる事で酸化し、過酸化脂質という固まった脂になります。

 

これが頭皮のかゆみや炎症、ニオイの原因になります。

 

フケの原因は?

 

頭皮も肌と同じで、おおよそ28日に一度、新しい角質が産まれ、古い角質がはがれ落ちます。

 

ターンオーバーです。

 

実は、ターンオーバーの周期で自然にはがれ落ちてゆくフケは、目に見えません。

 

見えるフケが出現した場合は、ターンオーバーが乱れているひとつの証拠と言えるでしょう。

 

ニオイを伴うケースが多いので、頭皮ケアが特に必要な状態です。

 

良い状態の頭皮とは

頭皮の色

 

私たち美容師は、頭皮の色を診ています。

 

頭皮の色でコンディションが解るからです。

 

 

青白い頭皮は健康な状態

 

黄色い頭皮は注意が必要な状態

 

赤い頭皮は危険な状態

 

 

睡眠不足、喫煙、ストレスなどが原因となります。

 

それ以外に、誤った洗い方でも頭皮の状態を悪化させてしまいます。

 

 

画像提供元:デミコスメティクス

 

バリア機能の正常化

 

青白い頭皮は、外部刺激から皮膚内部を守って、潤いを保つバリア機能も正常です。

 

バリア機能が正常だと頭皮が潤いターンオーバーも正常化するという良いループができあがります。

 

頭皮が良い状態であれば、髪のハリコシも出て頭皮のたるみを防ぐことになりますね。

 

ここまで読んでいただいてみて、いかがですか?

 

頭皮ケアをしたくなってきたはずです。

 

では、次は頭皮ケアの第一歩、シャンプーです!

 

正しいシャンプーのやり方

 

 

シャンプーの予洗いって?

 

シャンプーをする前に大切なこととして、お湯での予洗いがあります。

 

頭皮全体、髪全体をしっかりお湯で流しましょう。

 

予洗いをすることで、皮膚表面の汚れを軽く落とすことができます。

 

予洗い後のシャンプーの泡立ちも良くなりますので、まんべんなく流しましょう。

 

毛穴の汚れはこの後のシャンプーで取り除いていきます。

 

 

お湯の温度は、高温過ぎると皮脂が奪われて過ぎて乾燥してしまいます。

逆に冷た過ぎても汚れが取りきれません。

おおよそ38℃から41℃が理想的です。

 

シャンプーは2度洗い

 

1度目のシャンプーでは汚れは取りきれていません。

 

毛穴の汚れを浮かせた状態です。

 

2度目のシャンプーで浮かせた汚れを取りきる。

 

面倒かと思ってしまうかもしれませんが、頭皮ケアには大切なことです。

 

そして、しっかりと水を含ませながら、泡も立てて洗ってください。

 

洗顔と同じで、きめ細かい泡で毛穴の汚れを落とします。

 

泡立てただけで、シャンプーが終わりではありません。

 

しっかりと泡立ててから頭皮を揉み込むように、頭全体を満遍なくマッサージするように指の腹を使って洗いましょう。

 

爪が伸びている場合は爪を立てず、指の腹で頭皮を持ち上げるように。

 

最近はスキャルプブラシ、シャンプーブラシもあります。

 

ブラシを使う場合はガリガリと頭皮をとかすのは、頭皮を痛めてしまうので、気をつけて下さいね。

 

頭頂部に向かって地肌を軽くとかすように使いましょう。

 

爪を立てたり、ブラシでガシガシ洗い過ぎると皮膚が傷つき、頭皮の炎症を起こす場合があります。

 

繰り返しダメージを与え続けてしまうと、髪そのものが生えてこなくなってしまうので、要注意です!

 

シャンプーの流し方

 

シャンプーを流す時間は、洗う時間の倍かける

 

泡がすぐに流れて落としきれていると感じてしまいがちが、流す時もシャワーのお湯を頭皮全体にいきわたらせながら、指の腹で地肌を揉み込むように流すことが大切です。

 

まんべんなく揉み込むように流すことで、流し残しも無くなります。

 

しっかり洗えていたとしても、流し残しをしていては、頭皮ケアにはなりません。

むしろ逆効果となってしまいます。

 

頑張って流しましょう!

 

まずは、自分でできる頭皮ケアの第一歩として、シャンプーの洗い方、流し方を意識しながら、はじめてみていただけたら嬉しいです。

 

次回からシャンプー剤の選び方、トリートメント、コンディショナー、リンスの違い、頭皮のツボなどお伝えしていきます。

 

お楽しみに♪

 

 

この記事を書いた人

守屋 怜

臨床化粧療法士®/美容師
美容師として25年勤務。カットカラー、パーマ、着付、ヘアセット、メイクを担当。訪問美容で小児麻痺のお客様や歩行困難となったご高齢のお客様のカットも担当。ある免疫系疾患のお客様の社会復帰にお役立ちしたいと考えている最中、臨床化粧療法士®︎資格の存在を知り、2018年に資格取得。お店のメニューにもスキンケアカウンセリングを加え、より幅広くお客様ニーズに対応している。

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