アピラボbyメーキャップラバーズ

更年期、なぜ太る?解決のポイントは体重よりも〇〇に!?

こんにちは、臨床化粧療法士®の河村しおりです。

 

私は仕事柄、日頃から「がん」をはじめとするあらゆる病気の患者さんと接する機会がとても多いです。

 

自分自身も難病と障がいの当事者であることもその理由の一つです。

 

様々な角度から日々患者さんと接する中で、度々考えさせられることがあります。

 

「見た目のケア」とう目的で関わるため、ほとんどが女性の患者さんとなるわけですが、私と同世代の40代後半~50代の患者さんの場合、いわゆる更年期と治療が重なるため、思いもよらない症状に悩まされている方も少なくありません。

 

私の場合、出産経験も無く、婦人科系疾患の治療などにより20代前半から若年性更年期障害の状態が続いています。

 

元々無月経で、女性ホルモンの値もほぼ皆無のため、今から更年期が始まるわけではないのですが、これからその時期を迎えようとしている方々のお気持ちは、やはりやぶさかではないようです。

 

「更年期」と一言で言っても、非常に奥深いものがあり、決して簡単に語り切れるものではありません。

 

その症状は、精神的にも肉体的にも、肌や髪といった美容に至るまで、非常に多岐に渡ります。

 

今回は、臨床化粧療法士®として、そして、NPO法人更年期と加齢のヘルスケア認定メノポーズカウンセラーとして、「見た目」の大きな部分を占める「体型の変化」について記事をまとめてゆきたいと思います。

 

そもそも更年期とは?

 

 

女性の身体はとても神秘的。

 

毎月の月経はもちろんのこと、出産などのライフステージに合わせて大きく変化します。

 

そのステージの一つが更年期だと考えていただければ良いかと思います。

更年期、いつ?

 

日本人女性の平均値では、おおよそ50歳で閉経を迎えます。

 

この閉経前後の約5~10年間が更年期と呼ばれており、実に9割以上の女性が心や体に何かしらの不調を感じると言われています。

女性ホルモンってなに?

 

女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があります。

 

特に40代以降になると卵巣機能が少しずつ衰え、更年期に差し掛かると、エストロゲンの分泌が急激に減少傾向となります。

 

この急激なエストロゲンの減少によって、身体に様々な症状が出現することがあり、他の病気を伴わない諸症状を更年期症状、日常生活に支障をきたすものを更年期障害と呼びます。

更年期、どんな症状?

 

 

 

先ほど述べたとおり、その症状は全身的で非常に多岐に渡ります。

 

有名なところでは、

 

 

・ホットフラッシュ、のぼせ、動悸

・頭痛、肩こり、めまい、耳鳴り

・倦怠感、イライラ、鬱、不眠

・シミやしわなど肌の変化

・薄毛など髪の変化

・体型や骨の変化 など

 

 

と、見ているだけで、気分が悪くなりそうな症状が並びます。

 

生活習慣病や骨粗しょう症のリスクも高まると言われている更年期。

 

人により、その症状の種類や重さは様々ですが、治療法や対策法もたくさんあるのも事実です。

更年期症状の対処法

 

まだまだ知られていないことや誤った情報も多いため、更年期対策に興味のある方や、お悩みを抱える当事者の方向けに、助産師でウィメンズヘルスアドバイザーの先生、美容皮膚科医の先生と共に、定期的にあらゆるテーマで座談会を無料開催しています。

 

 

例えば、

「大豆イソフラボンが良いよ」

と言われても、望ましい摂取方法やサプリメントの見分け方のコツなど、すべてを理解し正しく摂取するのは難しいですよね。

 

「ホルモン補充療法(HRT)が良いよ」

と言われても、自分の最寄りの地域ではどこで受診できるのか、どんな風に補充するのか、副作用の心配や、本当に自分に合った治療法なのか、などなど、疑問は尽きないと思います。

 

ちょっとした疑問や不安から、専門的なアドバイスまで幅広く対応しています。

 

参加費無料の定期開催ですので、ご興味のある方はInstagramをチェックしていただければと思います☻

更年期の体重増加、なぜ?

 

更年期に体型が変わる理由

 

この時期、体重増加で悩む人がほとんどの様に思いますが、実は、「食べられない、食べても太れない、体重減少」などのお悩みも少なくありません。

 

いずれの場合も、同じように女性ホルモン、エストロゲンの減少が原因となっている可能性が考えられます。

 

特に肥満においては、エストロゲンの減少により

 

 

・筋肉量が減少する

・血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)や中性脂肪が増加する

・イライラからの暴飲暴食

・倦怠感からの運動不足

 

 

などの要因が挙げられ、「30代の頃と同じような生活をしているだけで太りやすくなった」と感じる方は多いようです。

 

いわゆる「更年期太り」では、体重管理や体型維持に無関心の場合、1年に1~2㎏、3年で3~6㎏、5年で5~10㎏のペースで体重が増加するとも言われています。

 

ただし、「更年期に太る」というのは、直接的ではなく、あくまでも諸症状による総合的な結果であるという意見や、更年期に脂肪を溜め込み、体型がふくよかになる傾向にはそれなりの意味もあるという意見やデータもあるようです。

 

さまざまな見解があるので、「更年期だからどうしよう…」と怯えるのではなく、食生活や睡眠など、ライフスタイルを見直せる良い時期だと捉えていただけるようになると良いと思います。

食事と運動、耳にタコ。

 

では、どうすれば?

と、当然なるわけで。

 

結局、行き着くところは「食事と運動」なんですよね…

 

もう耳にタコ。

本当にそう思います。

 

とはいえ、自分自身が何もせずに人に伝えるのは心苦しいこともあり、私、実際に取り組んでみました!

 

その結果…

46歳、私の減量方法/4ヶ月半でー15㎏

 

食べなくても痩せないし、食べたら太る。

 

個人的な内容となりますが、私は2024年3月25日からダイエットを開始しました。

その理由と減量方法、現在の経過はnoteで記事にまとめています。

https://note.com/note_of_jeanne/n/n876827296d81

耳にタコな食事と運動についても、私なりに詳しく書いていますので、ヒントになればと思います。

 

また、秋月イキコさんの過去記事もとても参考になるかと思いますので、シェアします。

 

美しさの秘訣、内側美容術「食薬美飯」

 

今回、減量を通じて、周囲のいわゆる更年期世代の女性の体型のお悩みに、特に関心を寄せるようになりました。

 

出産経験の有無にかかわらず、健康体であっても、40歳を過ぎた頃から起こる体型の変化について悩んでいる方の多さに気が付きました。

 

実際に自分が「減量」という分野に足を踏み入れてみると、周囲の見え方が変わりました。

 

体型変化も、外見(アピアランス)における大きな外見変化の一つです。

 

臨床化粧療法士®として、メノポーズカウンセラーとして、お悩みの解決へ向け、当事者に伴走してゆきたいと、改めて感じています。

40代後半からのダイエットのリスク

 

しかし、下手に体重を落としてしまうと、一気に老け込んだり、誤ったダイエットは老化を加速させ兼ねません。

 

体重計の数字ばかりに執着する日々は少しずつ精神を病み、最悪の場合「死に一番近い精神疾患」と言われている摂食障害に陥る可能性も出てきます。

 

食べないダイエットは基礎代謝の低下を招き、筋肉量を減少させ、若い頃とは違い、あっという間にシワシワでブヨブヨした見た目になってゆきます。

 

更に最悪なことに、自分自身でリバウンドしやすい体づくりをしてしまいます。

 

今回の記事では、脂肪吸引などの医療美容には言及しませんが、そういった極端な例でなくとも、更年期に限らず、ダイエットには様々なリスクが伴うということを、改めて周知させていただきたいです。

さいごに

 

 

更年期以降のダイエットは特に、一時的ではなく、人生レベルでの長期目線が、成功の鍵となってきます。

 

ほとんど外出の機会が無いライフスタイルの方は、「3日に1回10分足踏み」でもいいじゃないですか♪

 

自分が続けられそうな最低ラインを見つけ出すことも大切なポイントです。

 

まずは、自分のペースで心地よく、健康的に、ずっと続けられそうな、食事と運動を見つけてみましょう。

 

 

頑張るにしても、我慢するにしても無理は絶対禁物。

 

「体重」ではなく、「自分の好きな体型づくり」を健康的に目指せるようになると良いと思います。

 

今回は、個人的な検証も含めての記事となりましたが、さいごまでお読みいいただき、ありがとうございました。

 

私でよろしければ、いつでも気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

河村 しおり

臨床化粧療法士®
2002年指定難病SLE発病。一時寝たきりになるものの、長きに渡る闘病とリハビリの末、お化粧のちからにより社会復帰を果たす。2012年より理美容総合卸売業を経て、2017年4月、一般社団法人日本臨床化粧療法士協会を設立。学術研究に基づいたアピアランスケアの考え方を提唱。

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