アピラボbyメーキャップラバーズ

髪のダメージを抑える洗い流さないトリートメントの使い方とドライヤーケア

髪の健康を守り、美しい仕上がりを実現するために、適切なケア方法は欠かせません。

 

今回は、臨床化粧療法士®の資格を持つ美容師として、髪のダメージを抑える洗い流さないトリートメントの選び方や使い方について詳しく解説します。

 

さらに、ドライヤーを使った乾かし方や温度設定のポイントも紹介し、トリートメントの効果を最大限に引き出す方法をお伝えします。

 

正しいヘアケアの知識を身につけることで、髪のパサつきや傷みを予防し、健康的な髪を維持できるようになります。

 

忙しい日常でも簡単に取り入れられるケア術を学び、見た目の印象アップにつなげましょう。

 

髪のダメージを抑える洗い流さないトリートメントの基本

洗い流さないトリートメントは、髪の健康維持やダメージ予防において重要な役割を果たします。

 

シャンプーやコンディショナーだけでは補いきれない髪の内部補修や表面の保護を行うため、日常的に使用されることが推奨されます。

 

特に、乾燥や摩擦、熱によるダメージに対して効果的なケアを提供し、髪のまとまりやツヤを保つことを可能にします。

 

使用頻度や選ぶ製品によって、その効果は大きく変わるため、自分の髪質や悩みに適した選び方を理解することが大切です。

 

以前の記事をご参照ください↓

種類が多くて迷う!シャンプー選びに役立つ、臨床化粧療法士®による成分解説

 

また、過剰な使用は髪や頭皮に負担をかけることもあるため、適正な使い方を身につける必要があります。

 

洗い流さないトリートメントの種類や特徴、選び方のポイントを押さえて、日々のヘアケアに役立てましょう。

 

 

洗い流さないトリートメントの役割と選び方

洗い流さないトリートメントは、髪のダメージ補修と保護を目的としたヘアケアアイテムです。

 

その主な役割は、髪表面のキューティクルをコーティングし、摩擦や熱から守ることにあります。

 

さらに、髪内部の水分保持や栄養補給をサポートし、ツヤやしなやかさを促進します。

 

製品の選び方では、髪質や髪の状態に応じて選択することが鍵となります。

 

例えば、乾燥やパサつきには保湿成分の多いタイプを、まとまりが欲しい場合は髪の広がりを抑えるタイプを選びます。

 

さらに、油分やシリコン、ヒアルロン酸、セラミドなどの成分に注目し、自分の髪悩みに合った配合を選ぶことが重要です。

 

無添加や低刺激タイプを選ぶことで、敏感な頭皮や髪にも負担を減らせるため、長期的なヘアケアに適したアイテムを選びましょう。

 

使用タイミングと適量の目安

洗い流さないトリートメントは、髪を乾かす前後やスタイリング時に適切なタイミングで使用します。

 

基本的には、シャンプー後、髪が濡れている状態や軽くタオルドライした後に塗布するのが効果的です。

 

乾燥やダメージを防ぐために、特に熱を加える前には必ず使用しましょう。

 

また、日中のパサつきや髪の広がりが気になる場合は、適宜追加しても良いです。

 

適量は、髪の長さや量により異なりますが、一般的にはミディアムヘアの場合、大きめの指先ひとつ分程度を手に取り、髪の毛先から中間あたりに馴染ませると良いでしょう。

少量を重ねてつけるよりも、適切な量を一度に使うほうが効果的です。

過剰に使用すると髪がべたついたり、重く感じたりするため、最初は少なめから始めて、自分の髪質に合った適量を見つけることが重要です。

 

このように、タイミングと量を適切に管理して、毎日のヘアケアを効果的に行うことが髪のダメージを抑えるポイントです。

 

ドライヤーケアとトリートメントの効果的な使い方

髪を健康的に保つためには、適切なドライヤーの使い方とトリートメントの併用が不可欠です。

 

正しい乾かし方は髪へのダメージを抑え、ツヤやまとまりを向上させます。

 

また、トリートメントは乾燥や熱から髪を守り、内部からの修復を促す役割を果たします。

 

これらを効果的に組み合わせることで、髪の美しさと健康を長く維持することが可能です。以下では、具体的な方法とコツについて詳しく解説します。

 

正しい乾かし方と温度の設定

髪を乾かす際には、まずタオルドライで余分な水分を丁寧に取り除きましょう。

 

ゴシゴシこすらず、軽く抑えるように水分を吸収させるだけで、髪への摩擦やダメージを防げます。

 

次に、ドライヤーの設定ですが、温風はできるだけ低温または中温に設定します。

 

高温を使うと、髪の表面のキューティクルが傷つきやすくなり、乾燥や枝毛の原因となります。

 

ただし、乾かすスピードも重要で、あまり時間をかけすぎると髪の乾燥に伴うダメージも増すため、風量と温度を調整しながら素早く乾かします。

 

また、ドライヤーは髪から一定距離(約15cm)を保ち、一定の方向に動かすこともポイントです。

 

根本から毛先に向かって風を当てると、髪全体が均一に乾きやすくなります。

 

熱風だけでなく冷風も併用すると、髪の表面を冷やしてキューティクルを引き締め、ツヤとしなやかさを保つことができます。

 

さらに、風量調整やノズルの利用で集中的に乾かすことも効果的です。

 

温度や風の操作を工夫しながら、髪に過度の負担をかけずに乾かすことがダメージ軽減への近道です。

 

仕上げにトリートメントを活かすコツ

髪を乾かし終えた後の仕上げは、トリートメントの効果を最大限に引き出す重要なステップです。

 

まず、乾燥やダメージの進行を防ぐために、洗い流さないタイプのトリートメントを適量手に取り、毛先や傷みやすい部分、乾燥しやすい部分に均一に塗布しましょう。

髪全体に均一に行き渡らせることで、内部補修と表面保護の両面で効果を発揮します。

トリートメントは、髪が濡れている状態か乾いた後かでも効果が異なります。

一般的には、濡れた髪に塗布して乾かすのが基本ですが、乾いた髪に仕上げとして少量をつける方法もあります。

特に、ドライヤーの熱で乾燥した毛先にトリートメントを使うことで、表面のキューティクルをコーティングし、ツヤとまとまりを保ちます。

 

 

仕上げにトリートメントを活かすコツは、適量を守ることと、均一に塗布することです。

 

過剰に使うと髪が重たくなり、逆効果になる場合もありますので、少量ずつ手のひらに取り、髪全体に優しく馴染ませるのがポイントです。

 

また、仕上げの段階では、軽く髪をブラッシングしてトリートメントを行き渡らせることもおすすめです。これにより、髪の表面に自然なツヤとしなやかさが生まれます。

 

最後に、冷風を少し当てながら整えることで、トリートメントのコーティング効果とともに、髪のキューティクルが引き締まり、一層まとまりやすくなります。

 

以上、シャンプー後の基本のヘアケアについてまとめました。

 

どんな長さの方にも共通ですので、コツやポイントを参考にしながら、是非試してみてください。

この記事を書いた人

守屋 怜

臨床化粧療法士®/美容師
美容師として25年勤務。カットカラー、パーマ、着付、ヘアセット、メイクを担当。訪問美容で小児麻痺のお客様や歩行困難となったご高齢のお客様のカットも担当。ある免疫系疾患のお客様の社会復帰にお役立ちしたいと考えている最中、臨床化粧療法士®︎資格の存在を知り、2018年に資格取得。お店のメニューにもスキンケアカウンセリングを加え、より幅広くお客様ニーズに対応している。

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