花粉症の治療効果を高めるセルフケアのヒント
こんにちは、臨床化粧療法士®の河村しおりです。
2月も終盤に近付き、いよいよ辛い花粉症の季節もピークを迎えようとしています。
私自身は、道産子で花粉症にひどく悩まされた経験はありませんが、ここ数年は毎年のように、「災害級の花粉飛散」などと状況が報じられており、本当につらいという方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな花粉症を少しでも和らげるためのヒントをお届けできたらいいなと思っています。
花粉症の治療と症状別セルフケア
重症スギ花粉症治療ゾレア
花粉症のお薬も進化しているようですし、2019年度から保険適応となった重症スギ花粉症の治療薬、オマリズマブ(ゾレア)の皮下注射を選択される方が私の周りでは増えてきています。
ゾレア治療のデメリットは
・効果がスギ花粉に限ること
・治療を受けるにあたりいくつか身体的な条件があること
・比較的高価な治療となること
・治療できる医療機関が限られること
などが挙げられますが、治療を受けている方々を客観的に見て、実際にかなりの効き目を目の当たりにしています。
そして、これは個人の体感ですが、副作用も軽めなように見受けられます。
むしろお薬の方が眠気やだるさでしんどいという声が多いような気がします。
気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!
花粉症による肌荒れ、かぶれ
花粉症による症状は、目のかゆみ、くしゃみ鼻づまりが代表的ですが、実は肌荒れや肌かぶれの症状でお悩みの方も年齢や性別を問わず年々増加傾向にあるようです。
しかも、スギ花粉がピークを迎えるとされる毎年2月~4月頃だけではなく、通年通して季節ごとの植物による症状でお悩みの方もいらっしゃいます。
この記事をお読みの方の中にも、つらい症状に苛まれている方がいらっしゃるかも知れません。
肌の症状でお悩みの方は耳鼻科だけではなく、皮膚科の受診もおすすめします。
花粉症セルフケアのヒント
ただでさえ、目のかゆみや鼻水により、特に目頭周囲と鼻の周りの肌が影響を受けます。
これは花粉症に限ったことではなく、これまでお伝えしてきたとおり、おおよそ肌が摩擦刺激を受ける事によって起こります。
目の周りは特に皮膚が薄く、擦りすぎると赤みを通り越して、色素沈着へと向かってしまいます。
目元の色素沈着はクマの様に見えることもあり、出来れば避けたいところです。
鼻の周りは炎症を起こすと毛穴が悪影響を受けやすいです。
繰り返しになりますが、これは花粉症でなくとも同じこと。
老若男女を問わず、共通して有効なスキンケアの基礎となります。
ほんの少しの心掛けで、肌かぶれが落ち着く方もいらっしゃいます。
花粉症の症状により、つらい季節をお過ごしの方々のお気持ちをお察しします。
外的なダメージから肌を守り、少しでも穏やかに、乗り切れるようお祈りしています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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