メイクの謎?!おしゃれと身だしなみの違いを徹底解説
突然ですが、
皆さんは、なぜメイクをしていますか?
「お化粧をする」という行動にはいろいろな思いや考えがあると思います。
そこで今回は、お化粧には欠かせないキーワードである「整容」について、言葉から深堀していきたいと思います。
ちなみに広辞苑で検索してみると…
せい‐よう【整容】 すがたを整えること。姿勢を正しくすること
と明記されており、類義語・同意語に身だしなみやおしゃれと
といった言葉が並びます。
そこで皆さん…
“身だしなみ” “おしゃれ”の違いご存じですか?
今回は、簡単なようで難しい、同じようで少し違うこちらの2つの言葉について深堀りをしてゆきたいと思います!
身だしなみとは?
漢字と意味
み‐だしなみ【身×嗜み】 (goo辞書より引用)
・人に不快感を与えないように、言動や服装を整えること。また、その心掛け。
・ 身分・境遇に応じて身につけておくべき教養や技芸。
と記載されています。
そして「嗜み(たしなみ)」とは、”人前ででしゃばらないように控え目にふるまうこと・普段の心がけ”という意味です。
騒々しいふるまいをする人を「嗜みが無い」と表現したりします。
つまり、「身だしなみ(身嗜み)」は、身を整えることに加えて、控え目なふるまいや、人前での心がけという意味を含んでいます。
こうして見てみると、漢字で書くと言葉が含んでいる意味がよくわかりますね。
身だしなみの3原則
実はこのような原則が存在しています。
社会人になると一度は研修などで聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
【原則① 清潔感】
きちんと洗濯や手入れがされて清潔な服であっても、見た目がだらしない印象を与える服装・着こなし・見た目(髪型や爪の長さ等も含む)も「清潔感がない」と判断されてしまいます。
清潔である事を基本として、人に与える「清潔感」がとても重要です。 身だしなみが整っている人は、第一印象が良く、清潔感があるので好感度が高いのです。
【原則② 機能性】
「機能性」はTPOに合わせる事が重要です。
洋服などの身につけるものの機能性は、身体に合っていて動きやすく安全性を重視したものです。
例えば、動きやすい服装といえばヒールのある靴なのかそれとも運動靴のような安定性のあるものを選ぶのか? 時間と場所と目的に合った機能性を意識した装いが、身だしなみには大切です。
ちなみに…「機能的である」ことは、身だしなみと「おしゃれ」の違いを理解するのにわかりやすい定義であるとも言えます。
好きなファッションを自分のために身につける【自分目線】ではなく、相手やその場や目的に合わせた機能性【相手目線】が身だしなみの要素です。
【原則③ 調和・品格】
周りとの調和も重要です。違和感は、自分が思うより周りに不快感を与えるものです。
こちらも機能性と同様にTPOに合わせる事が必要です。どのような装いがその場にふさわしいのか、 周りの人の状態を的確に把握しながら自分の身なりを整えましょう。
これらに加えて、 適切な身だしなみには「品位がある」ことも欠かせません。
品位とは、見る人が尊敬したくなるような志の高さが、外見や立ち居振る舞いに自然と表れていることです。
品位には、相手を尊重する気持ちや、取組み方・生き方に対する誇りが表れます。
無言の招待状?おもてなし!
まず、数字的なお話をすると…
第1印象の約90%が身だしなみ(外見)で決まる!
見た目の印象を決めるのにかかる時間は3秒!!
さらに【見ための印象が内面を作る】この言葉の通り、身だしなみが整っていることにより自分も心にゆとりが持てるとされており、“服装の乱れは心の乱れ”心にゆとりがなければ、服装に気を遣うことも難しいという方もいます。
身だしなみを見れば、自己PRを聞かなくても、その人が気遣いのできる人なのか面接などでこの企業に真剣に入りたいと思って準備してきたのかがわかる。
という所も、皆さん経験があることではないでしょうか?
看護師の身だしなみ(おまけ)
こちらはおまけ程度に、箸休めとしてご覧ください(笑)
私の想いも載せてお届けします。
ちなみに…「ナース専科:看護師の身だしなみとは?ヘアメイク~ユニフォームのチェックリスト」というコラムがとても分かりやすかったので、一部抜粋しながらお話します。
まず、看護師になると必ず触れる、ナイチンゲールの「看護覚え書」というものがあります。
これは看護というものは何かという看護論やそれを知る・考えるためのヒントが沢山記載されてあります。
そしてこれには、「清潔さを整えることが重要」であると記されています。
例えば…
髪型⇒肩に付いたり、かき上げる長さであれば髪をしつかりまとめる。
ユニフォーム⇒白色で清潔感のある物を。*シューズ・靴下も同様
爪⇒ネイルは基本禁止、保護のためには可能。
メイク⇒派手さがないナチュラルに。
香り⇒基本的に無臭を心がける
など、各病院でも規則は多少異なりますが概ねこのような基準があるのではないかと思います。
私も、新人の頃は医療従事者以外の友人と比べて、少し拗ねていたことが懐かしいです(笑)
どうして看護師はヘアカラーリングがダメなの?
なんでピアスしちゃだめなの?
ダメだけどネイルしたい…
靴下白ってなかなかないわ!
シューズのワンポイントダメって探すのも大変!
などなど…
ですが、これらは一般の人にはない特化した身だしなみです。
病院では病原体の媒介となりやすく、近年では感染症も広く知られていますので想像がしやすいかと思いますが、院内感染を拡大させるおそれがあるからです。
そして医療者のユニフォームが「白」であることは、清潔さを印象付けるために一役買っていたり、汚染されたことがわかりやすいなどの利点もあります。
いつもペンのインクをこぼしてポケットに色が…よく怒られてました(〃艸〃)
そして、香りなども看護師は気を付けているんですよ~。
以上、おまけ編でした。
おしゃれとは?
漢字と意味
お‐しゃれ【御×洒落】 (goo辞書・語源由来辞典より引用)
おしゃれとは、服装や化粧など身なりを洗練したものにしようと気を配ること。美しく装うこと。
また、そのような人。
おしゃれの漢字「お洒落」は、冗談などを意味する「しゃれ」に対して当てられた漢字で、「洒落」をしゃらくと読むと、「気質がさっぱりしていて、物事にこだわらない」といった意味になります。
定義がない?
オシャレの定義は様々!
ネットや辞書で検索しても定義というものは出てきません。
なぜか?
答えは簡単。
あなたが思うときめく物、私が思うときめく物が異なるからです!!!
お洋服で考えてみると、皆がまったく同じものを着ているわけではないのはもちろんのこと、ショップも様々あり、ジャンルも多岐にわたります。
例えば、モノトーン系・古着系などその人の好みで、ときめくかときめかないかが決まってくるので、一律におしゃれが定義しづらいのだと思います。
おしゃれはあなた自身が決められるという事ですね♡
ちなみに、
この記事がとても分かりやすかったので、参考に進めていきました是非ご覧ください♪
オシャレとは?オシャレの定義を徹底解説|図解あり
看護師のおしゃれ
実は、看護師だって清潔感を保ちながらも、プチおしゃれで気分を上げています。
さりげなく個性が光る程度であれば、経験上も許容している職場も多いと思います。
自分の好みのものを身に着けて働ければ、モチベーションはあがりますし、なんなら会話のネタにもなり得ます。
もしかしたら気付いている方もいらっしゃるかもしれませんが、ここでは、その一部をこっそりご紹介します♪
★仕事のお供:聴診器!
最近ではカラーバリエーションが驚くほど増えています。
難点は、人気カラーはやはり存在しますので、そこはダダ被りしないように要注意と行った所です。
★これがないとポケットの中が大渋滞:ペンケース!
みんな大好きドラえもんの四次元ポケットの様に、この人に聞けば何でも持っているというこのなんでも屋さんな看護師。
ポケットにペンから始まりはさみ・テープ・メモ・付箋・定規・絆創膏・のりなどあらゆるものが入っていますが、それがポケットの中で大渋滞を起こします。
そこで活躍してくれるのが、ペンケースという優れもの。
実はこれもシンプルなものからキャラクターがついているものなど色々。
しかし、これ…すぐそこが抜ける傾向に!業者さん、是非、底が抜けない改良を~!と願っている今日この頃です。
★乱用禁止:印鑑
これは皆さんもお持ちかと思います♪
看護師の雑誌にも可愛いものがあって、特にキャップを紛失するというあわてんぼうの看護師が多いので、キャップレスが人気。
インクもなくなりがちで補充できるものを買うかそれとも…なんて悩みながらお揃いのキャラの印鑑カバーを購入している人もいて、新しいものを見ると、それどこで買ったの?と1秒で会話が広がります(〃艸〃)
少しお話がそれましたが、この様にこっそり個性を光らせるべく機能性も兼ね合わせながら持ち物にも気を配る看護師たちを是非、応援してくださいね~
まとめ
身だしなみは「相手から」の見られ方を考える。
おしゃれは反対に 「自分自身」がどうなりたいかを考える。
という所になるのではないかと思います。
そして整容はどちらにも関わりがありますが、これをしっかり習う機会って少ないのではないかなと思います。
特にメイク・お化粧という所になると…
整容である歯磨きは、小学校の頃、学校に歯医者さんが来てくれて虫歯などのお話をしてくれたり、毛髪なら小さい頃から美容室でプロにアドバイスをもらえたり。
メイクっていつ習います?
私は記憶にありません。
思春期に雑誌を購入して、そこに読者モデルさんが使っているものを真似してみたり、洗顔なんて家にあるもので済ませていました。
現在はメイクやスキンケアについてSNSなどで情報はあふれていますよね。
私にはどの情報が合うのか見極めが出来ません。
しかも、あっちとこっちでは言っていることが違う…
だったら基本から根拠のある情報を勉強したいな~と思っていたところで、出会ったのが臨床化粧療法士®の勉強でした。
この資格は、お化粧についてだけではなく、皮膚やそれに関連する知識を学べます。
しかも、それを生かしながらポジティブな変化を提供できたり学ぶことが出来ます。
私は、メイク好きな人や興味がある人に一歩差をつける、もしくは深い世界に一歩踏み込んで、自分の肌について考える時間を持つことが出来ました。
もし、自分の肌に何か一つ悩みや疑問がある人は、まずは自分の為に知識を学ぶことで、世界が変わるかもしれません。
私も、一臨床化粧療法士®として、それをお手伝いしてゆけたら嬉しいです。
【参考】
ナチュラン「身だしなみのマナー」大人のマナースタイルvol.25/ナース専科:看護師の身だしなみとは?ヘアメイク~ユニフォームのチェックリスト/BARALOGオシャレとは?オシャレの定義を徹底解説
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