アピラボbyメーキャップラバーズ

脱マスクの時代!特に気をつけたいスキンケアとメイクアップのポイント

 

2023年春、新型コロナウイルス感染症が第5類感染症に移行し、マスク着用が緩和され、コロナ前の日常が少しずつ戻ってきました。

 

完全に脱マスクをした方、仕事や身体上の理由等でマスク生活が大きく変わらない方など様々いらっしゃると思います。

 

完全に脱マスクとまではいかないまでも、少なくとも暑い日や人混みを避けた場所などではマスクを外す方が増えたのではないでしょうか。

 

そこで、マスクを付け外す機会が増えてきたこの時期に、気をつけたいスキンケアとメイクアップのポイントをまとめてみました。

 

マスク生活の問題点

 

まず、マスク着用による問題点を振り返ってみましょう。

①マスク内の乾燥

 

2020年夏に花王がマスク内環境の変化を調べたところ、マスクの外と比較して、温度は約5℃高く、湿度は約23%高い80%を超える状態だったそうです。

 

このような環境下では、肌表面に余分な皮脂が増えたり、角層のバリア機能の働きが低下するため、刺激を受けやすくなると言われています。

②絶えない肌トラブル

 

毛穴の汚れ、ニキビ、肌のガサつき、目元の乾燥などなど…。

 

マスクによる肌トラブルは人それぞれですが、キリがありません。

 

果たしてマスクがなかったらトラブルゼロだったのかと言うと、私はそうでもないのですが…。

 

少なくとも肌悩みが増えた方は多かったのではないでしょうか。

③化粧崩れ

 

花王株式会社メイクアップ研究所によると、マスクを着用していると、マスクで擦れる鼻周りだけでなく、マスクから漏れ出た呼気が顔上部に上ってくること等により、顔の広範囲に化粧崩れが起こりやすいことが分かっています。

 

マスク生活でバッチリ化粧をしなくなった方も多いですが、化粧崩れしやすいと実感した方も多いのではないでしょうか。

脱マスク!とは言っても…

 

脱マスクとはいえ、屋外では外すけれど公共交通機関などの人が密集する屋内では着用する、などと1日の中でマスクの着脱をする場面が増えたのではないでしょうか。

 

先述のように、マスクの中は湿度が高く、マスクを外すたびに外気に触れて湿度が変化するため、特に口周りは乾燥しやすい状況になります。

 

マスクのつけ外しのたびに摩擦が起きたり、汗や皮脂が重なり余計に化粧が崩れやすくなってしまうという問題もあります。

 

さらに、春夏の季節は本格的に紫外線量が増えてきた時期でもあり、ベースが崩れてしまい、肌が乾燥していると、ますます日焼けしやすくなってしまいます

 

個人的には他にもお肌の悩みは尽きません…。

 

 

 

脱マスク生活におけるスキンケアの注意点

「乾燥×化粧崩れ×日焼け」

 

 

ということになります。

脱マスク生活でのスキンケアのポイント

 

 

では、具体的にどのようなことに気をつけたらいいでしょうか。

①丁寧な保湿

 

そもそも、メイクを上手にキープさせるには、土台である肌状態とベースメイクがとても重要になります

 

肌トラブルは人それぞれで異なりますが、特に乾燥しやすい口周りや頬には、普段の保湿ケアを念入りに、物足りない時は重ねて行うことが大切です。

 

ある有名な美容家さんは、部屋や環境が変わる度に湿度が変化するからと、ミスト化粧水で保湿をして乾燥対策をしているそうです。

 

美容のプロのように完璧に出来なくとも、可能な範囲で日々の乾燥対策を心掛けましょう。

②清潔なマスクを着用する

 

ファンデーションや余分な皮脂がついたマスクを何度もつけ外しするのは不衛生になってしまいます。

 

1日の中でマスクを繰り返し着け外す場面では、肌に直接触れるマスクを適宜新しいものに取り替え、清潔にすることもおすすめです。

③化粧崩れ対策

 

化粧を崩れにくくするには、大前提として土台である肌状態が大切ですが、それでも繰り返し付け外すマスクや、顔周囲の髪の毛による摩擦、皮脂による影響でヨレてしまうことがあります。

 

対策として、皮脂吸着成分が配合されたパウダーを重ねるなどの方法もありますが、今回私がおすすめしたいのはメイクの最後に吹きかける「フィックスミスト」です。

 

マスク生活になる前から様々な商品が出ていますが、普段のメイクの上から吹きかけるだけなので気軽に取り入れやすいのではないでしょうか。

 

 

おすすめの化粧崩れ防止アイテム

 

クラランス フィックスメイクアップ

引用:クラランス 公式HP

 

ミストがとても細かく、吹きかけた後も水っぽさを感じにくいです。化粧の崩れにくさはさすがデパコス、と感じるほどの優秀さ。

 

ガラス容器のため持ち運びは難しいですが、自宅での化粧後に仕込んでおけば長時間長持ちしてくれる気がします。

 

 

dプログラム アレルバリア N

引用:資生堂 dプログラム公式HP

 

花粉症がある私は、以前から毎春愛用していましたが、マスク生活になってからは1年中使う場面が増えているアイテムです。

 

保湿効果も高いため、化粧後のフィックスミストとしてだけでなく、出かけ先などで日中乾燥を感じたらさっと吹きかけて乾燥対策が出来るなど、使い勝手の良い万能なミストです。

④UV対策

 

ベースに仕込む日焼け止めで紫外線を「抑える」だけでなく、日傘やUVカット効果のある帽子などを使用し、そもそも紫外線に「当たらない」ということが大切です。

 

UV対策のためには日焼け止めは2~3時間おきに塗り直すのが理想です。

 

とは言ってもなかなか出先では難しい…。

 

ですが日焼けを防止するためには大切なポイントです。

 

日焼け止めを重ねるにはパフで汗や皮脂を押さえた後に、UVカット効果のあるパウダーで重ねるなどのひと手間で、UV効果を持続させることができます。

 

また、最近はミストタイプや繰り出しタイプなど、手を汚さずに使用できるアイテムも登場しています。気軽に持ち運べて使いやすいアイテムを探してみることもおすすめです。

 

 

おすすめのUV対策アイテム

 

KANEBO チアリングミストUV

引用:KANEBO 公式HP

 

今春に発売されたKANEBOのUVミストです。

 

顔に使用する際は、目に沁みることがあるため、一度手のひらに出してから馴染ませる必要がありますが、ウォータープルーフで、高い紫外線カット効果があります。

 

「水のように気持ちのいいミストが、手でなじませるだけで 瞬時に均一にのび広がり、ジェル膜に変化」と謳っているだけあって、フィット感があり、個人的には使い心地が気に入っています。

 

コンパクトなサイズ感なので、持ち運びにも便利です。

 

 

ETVOS ミネラルUVベール

引用:ETVOS 公式HP

 

カラーレスのUVパウダーなので、普段使用しているファンデーションの上からでも塗り直しができて、UVケアもできる優れものです。

 

ノンケミカルで、ヒト型セラミドや整肌成分も多く配合されていいます。

 

セミマットな仕上がりになるので、皮脂や汗によるテカリが抑えられます。なによりも、プレストタイプなので携帯してもポーチの中で粉が飛び散ることがない点が使い勝手が良く、高ポイントです。

 

 

コーセー ライトアップUVスティック

引用:コーセー 公式HP

 

近年増えてきた、手を汚さずに使えるスティックタイプの日焼け止めです。高いUVカット効果だけでなく、トーンアップ効果も期待できるため、首元や腕や手元など顔の色との変化が目立つ場所に使用しやすい点がおすすめです。

 

個人的には、繰り出すだけで塗れる手軽さがとても良く、塗り直しのハードルがかなり下がったことで、出かけ先でもこまめに使用するようになりました。

まとめ

 

ここまで、脱マスク生活でのスキンケアのポイントをお話ししてきました。

 

保湿、UVケア…当たり前のことかもしれませんが、生活や季節が変わってきたこの時期だからこそ、今一度振り返って見直す機会になれば幸いです。

 

 

参考

花王ニュースリリース「マスク着用による肌状態の変化について意識を調査『敏感関連』『皮脂関連』2つの肌状態の変化と夏のスキンケア対策」(2023.5.1アクセス)

https://www.kao.com/jp/newsroom/news/release/2021/20210617-001/?intcmp=mykao&adobe_mc=MCMID%3D73870133463244540353921096710713318914%7CMCORGID%3D952B02BE532959B60A490D4C%2540AdobeOrg%7CTS%3D1684564158

この記事を書いた人

甲斐 陽子

臨床化粧療法士®︎/理学療法士
2017年より総合病院にて理学療法士として勤め、がん・整形外科・脳血管疾患などの幅広い疾患に対するリハビリテーションに従事。がん患者の容姿の悩みを聞くうちに、スキンケアについての正しい知識を身につけたいと考え、2021年に臨床化粧療法士®︎資格を取得。日々の臨床での患者との関わり方に活かしている。

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