スキンケアにも時短が命?化粧品とストレスの関係
1日どのくらいスマホを使いますか?
手のひらの上でなんでも知ることができるスマートフォン。
このアイテムの登場から、わたしたちが情報を得るスピードは一気にあがりました。
知らないことはさっと調べ、疑問はささっと解決する。
そんな今、あらゆるものに時短が求められていることを知っていますか?
時代の変化とスピード感
時は令和です。
Withコロナが叫ばれるようになって久しいですが、平成、そして昭和のこと、思い出せますか?
わたしは大河ドラマや朝の連続テレビ小説をよく見るのですが、大河ドラマは情報の伝わるスピードがとってもゆっくりです。
どこかの城主が領土拡大のために攻め入ろうとしても、仲間を誘うために馬を走らせ、敵に予告するために手紙を出し…と、何をするにもとても時間がかかります。
1つのことを成し遂げるのに、一生をかける様子もよく描かれていますよね。
戦後、女性の社会進出が進み、パソコンやインターネットが登場し、とにかく忙しく、スピーディーに社会は変化していきました。
平安時代の一生分を一日で?情報量の多さ
スマートフォンが普及した今、人が一日で得る情報量は、平安時代の一生分にも及ぶそうです。
化粧についてもSNSを利用して情報収集することが一般的となっています。
2017年のポーラ研究所の調査では、SNSは新聞を追い越し、テレビ、インターネットに次ぐ情報入手ツールとなっています。
美容インフルエンサーの活躍によって、お化粧行動も左右されるというわけです。
化粧とスピード
多くの情報を素早く取捨選択している現代人にとってはスキンケアであれメイクであれ、時間をかけずに求めたとおりの結果を手に入れることがポイントとなっています。
2020年のアットコスメの調査では、5年前と比べてストレスを感じるようになったアイテムの37%は“パッケージ”だそう。
中身がなかなか出てこないシャンプーやトリートメントへの不満の声がきかれました。
手間と時間がストレスに
アットコスメの調査では化粧品へのストレスについて、
①パッケージ ②効果感・機能・仕上がり ③使い心地
がトップ3でした。
シャンプー、トリートメントの他にお湯で落ちるマスカラでもクレンジングで洗い残してしまうことや、クレンジング剤がぬるぬると顔に残っているような気になることなど、化粧品によってもたらされる効果よりも「思ったように落ちない」ことにストレスを感じる傾向にあるようです。
化粧品が進化した現代だからこそ、短時間でぱっと効果が表れるものに期待を寄せる消費者心理がみてとれます。
現代らしい化粧とは
スキンケアもメイクもなるべく短時間で終わらせたい今日この頃…。
現代らしい化粧とはどのようなものでしょうか?
短時間でもスキンケアを毎日続けることが大事
きれいな肌を保つためには、長い時間をかけることよりも毎日ケアを続けることが大切です。
時短が必要といっても、洗顔やシャワーの時間をまるっと削っている人は少ないはず。
きちんとメイクを落とし、洗顔をして、保湿する。
このステップを守りましょう。
スキンケアの工程は多くなくても大丈夫。
オールインワンゲルなどを使ってもOKです。
メイクアップの時短テクニックを利用する
メイクにはたくさん時短テクニックがあるって知っていますか?
優秀なコスメもたくさん発売されています。
次回は時短メイクについて、お伝えしてゆきますね。
化粧を必要とするすべてのみなさんが、毎日自分を好きでいられますように。
ストレスフルな現代だからこそ、自分らしいスキンケアとメイクを作っていきましょう。
【参考】
No.139“化粧品情報収集とSNSの関連” ポーラ文化研究所 2017.10.25 https://www.cosmetic-culture.po-holdings.co.jp/report/pdf/20171025SNS.pdf
「コロナと共に生きる時代」~化粧品における【ストレス】軽減を目指して アットコスメfor BUISINESS 2020.10.09 https://business.cosme.net/column/research-ouen-0
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「臨床化粧療法士®」になる為の資格講座やワークショップを随時開催しています。お化粧のちからで、より多くの方がいきいきと自分らしく活動できる社会を目指します。
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