どうにかしたい、肝斑!しみの種類とメカニズム
こんにちは、臨床化粧療法士®の河村しおりです。
最近、化粧外来や個別相談を通じて、しみのお悩みが増えています。
しかも、特徴的なのが、手の甲や首など、顔以外の場所であること。
出来れば、メイクでカバーする以前に、スキンケアで改善に近づけてゆきたいところです。
今回は、そんなしみのメカニズムについて少し触れてゆきたいと思います。
しみの種類について
一言で「しみ」と言っても、その種類は様々です。
いぼなどを含むと、大きく分けて6種類に分類されています。
中でも、お悩みの声で一番多いのが、老人色素斑と肝斑です。
老人性色素斑とは、いわゆる紫外線によるもの。
それに対し、肝斑は、紫外線に加えて皮膚への異常刺激や女性ホルモンが関係してきます。
肝斑とは
出現する色素斑の形が肝臓の形に似ていることからその名がついたと言われています。
色の濃さや大きさは人それぞれですが、こめかみ周囲から目の下にかけてよく見られます。
ちょうどマスクで隠れない部分だったりするため、余計に気になるという声も耳にします。
私がご相談を受けた際には、まずメイクでカモフラージュをする方法を指導しますが、その方のお悩みの程度によっては美容皮膚科への相談をすすめる場合もあります。
しみ改善のために出来ること
いずれも、これまでのコラムでお伝えしてきた理想的なスキンケア方法を取り入れることで悪化の予防が見込めます。
早く治したい!という場合は、美容皮膚科など医療機関の治療対象となっており、適切な処置により改善する可能性もあります。
逆に、医薬部外品のクリームやサプリメントなどは、あくまでも「主に予防的な役割」を果たす目的の商品でるため、改善の見込みは低いかも知れません。
なるべくお金をかけずに、美しい肌を。
それは誰しもが望むことです。
ここでお伝えしたいことは、特に肝斑は、
誤ったスキンケアにより自ら濃くしてしまっている方が多い
ということです。
異常刺激につながる摩擦は、お肌の天敵です。
やはり、美肌への近道は1にも2にも、スキンケア。
綺麗になることに手遅れはありません。
いくつになっても、いつ、どのタイミングからでも、正しいスキンケア方法を取り入れることで、肌質が改善した方をたくさん見てきました。
皆さんも是非今一度、日々のお手入れ方法を見直してみてくださいね。
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